物語を書くとき、いきなり長編という選択は間違っているのか
この記事はsungenが執筆しましたー
- 物語を書くとき、いきなり長編という選択は間違っているのか
- そもそも、なぜ長編をやりかったのか
- いきなり長編をやらない方が良い理由
- 初心者の長編チャレンジ・漫画の場合
- 初心者の長編チャレンジ・小説の場合
- よし、長編小説という選択はどうだろう…
- 二次創作で長編小説を書くのはどうか
- オリジナルの設定で長編小説を書くのはどうか
- 初心者の長編チャレンジ・オリジナル小説の場合
- 結局、いきなり長編という選択肢は(以下略)
- おまけ 長編小説を書くと良いこと
- おまけ 長編小説を書くと良くないこと
- 途中でくじけそうになったらどうする?
物語を書くとき、いきなり長編という選択は間違っているのか
はい。まちがってますー(^^;) 普通に短い話からやった方がいいです。
でも私は文章を始めるときに、いきなり長編をやりました。
だって何でも良いから、長編がやりたかったんだ!
長編。
物語作るのが好きな方なら、絶対一度は考えると思います(^^;)
私も昔から、好きなキャラ作ってそのキャラが活躍する話を妄想していたクチです。
(でも今やってるのはその世界観ではない)
やってみた感想と、なぜいきなり長編を書こうと思ったのかを書きます。
ぺーペーな私の思ってる事なので、全く参考にはならないと思います。
長編やりたいと思ってる方向け?
……というほどでもない……。雑記です。
そもそも、なぜ長編をやりかったのか
単純に、長い話が書きたかったからです。
ざっくりいうと。
……漫画の練習で、フラストレーションがたまっていた。
短い話、読み切り
完結する短い話
個性的なキャラ
今までに無いキャラ
斬新な展開を
設定が肝心
起承転結
そんな事ばかり考えて、何人もの『主人公』や『ヒロイン』を作っては捨て、作っては捨て。
このキャラの個性って何?とか唸りながら考えて。
描き分けもなかなか出来ない。個性的な髪型も決まらない。
直しまくって、ようやくキャラに愛着が出ても、一作で使い捨て。
そのうち魅力的なキャラって何?とか思い始めて、話を作るとか、キャラの外見考えるとか、そういうのにうんざりして、ネタもパターンも尽きました。
せっかく考えたキャラの使い捨てに、限りなく虚しくなった。
そして
ああ、同じキャラでずっと話を作りたい…。
と思った訳です(^^;)
いきなり長編をやらない方が良い理由
これはもちろん、収拾がつかないからです。エンドマークを付ける、というのは短編で訓練した方がよさげ。長編はエンドがなかなか来ないですからね…。
でも一口に長編の物語と言っても、漫画もあるし小説もある。
初心者の長編チャレンジ・漫画の場合
漫画初心者の長編チャレンジはタブーとされています。
まず読み切りを何本か(何本も)描くことを勧められます。
当たり前です。
だって十六ページとか、三十二ページとかそのくらい描くのも大変で最初は一年がかり。
そんな状態で、下手に長い話を描こうとしたら、できあがるまで百年かかる。
しかも漫画は、プロット→ネーム→作画
という感じで、作画にはもちろん画力が必要です…。
ちゃんと背景描こうと思ったらそれはもう、めちゃ時間かかってしんどいです。
これは多分、描いた人にしか分からないと思います。
某せんせー仕事しろとか絶対に言っちゃ駄目なレベル。
一つのコマにある、何の変哲もない一本の線。それを引くのに四苦八苦します。一コマの背景の下書き、それに六時間とかそれ以上、三日四日とか、普通にかかります。
アシスタント?そんなの素人に用意できるわけ無い!!せいぜい友達に制服のトーン貼り頼むくらい。
そんな状態なのに、始めたばかりで、いきなり漫画長編に挑もうというのは、物理的、時間的、実力的に不可能、というやつですね…(^^;)
初心者の長編チャレンジ・小説の場合
小説の場合は、初心者の場合でも、短編or長編、何でも好きにやって良いよ、という感じです。もちろん短めの話から書いた方がいいのかもしれませんが。
少なくとも、漫画みたいに、長編?!絶対無理だからやめとけ!と言われる事はない。
文章は、文章力がぱっと見で分からないので、不可能な事が無いように見える。
漫画にありがちな『学園ものを描きたいけど、まず学校が描けない問題』これがない。
机や椅子が描けなくて悩む必要は無い。誰々は椅子に座った、と書いておけば良い。
美女が絵で美しく描けなくても、『彼女の美しさに、皆が振り返った』とか文字で描いておけばいい。
描写が上手い下手、読ませる技術、文章のルールを守る気概、そういうものが足りない
ということは、もちろんあります。
私だってやばいくらいに下手だ!
ですが文字は文字なので、(ある程度まともな)日本語なら誰でも読めます。たぶん。
電波が出ていて分からない場合もあるけど…。
それを言うなら、絵だって、漫画だって何か描いてあれば十分なんじゃない?
と思うでしょう?いや漫画はそんなことないです………まず絵を最低限見られるレベルにするのが大変で……まあそれは置いておくとして。
よし、長編小説という選択はどうだろう…
どうしても長編が書きたい!!
と思ってしまったときに、漫画では技術が無いので当分不可能、けど小説ではもしかしたら。という感じですね。
そもそもいきなり長編をやろうっていう選択が間違っていそうだけど、長編小説なら。やってみたらできるかもしれない……!?
二次創作で長編小説を書くのはどうか
ちなみに二次小説、二次創作、っていうのはpixivとかにあるアレです。既存の作品のキャラを使って、好き勝手に話を作るという。
私は初めての執筆で、二次創作の小説長編を書きました。
それまで何も小説を一切書いたことない状態で、始めました。タイピングだってできない。あほだ…。
だって長い話が書きたかったんだ…!
小説の1話分、と漫画の1話分はかなりストーリーの分量に違いがあります。
漫画1話分は小説だと三千文字とか五千文字で終わらせられたり、逆にもっとかかったり。そういう差があります。
文字で書いたプロットをネームにしたときに、かなりの誤差が出来る、というのは認識してましたが。
実際に漫画じゃなくて、小説書くと、どの程度時間がかかる、というのはやったことがなかったのでわかりませんでした。
なのでまず試しに、タイピングの練習がてらに二次小説やってみるかと思いました。
二次はそれまでやろうとか思ってなかったんですが。気分転換に~って感じで。好きなゲームを題材にして、比較的楽といわれてる一人称で長編をなんとなく書いて、気が付いたらラッキー!タイピングができるようになってた!
あと、創作意欲を取り戻したのは大きな収穫だった。話作るのが楽しいって思えた。
それからしばらく二次ばかり書いていました。
原作への愛が止まらない!という感じなら、二次長編はすごく楽しいのでおすすめです。失敗しても、次、こういう話を書こう!って感じになります。
上手く書けたら同人誌、という形にすることもできますし、やり方によっては書きたかった以上の物が書けるかもしれない?
まあこれは長編に限らないか。
余談 二次創作の特徴
良いところ
・キャラを考えなくていいので、話作りに集中できる
・楽しい。二次小説も二次漫画も楽しすぎる。…これは本当にそうだった。
・気軽に評価が貰える
・人気ジャンルだと固定読者が付きやすい
悪いところ
・夢中になってしまう。楽しすぎて時間を忘れてひたすら書いてしまうのが大問題。
・作品が丸々自分の物にはならない。二次というだけで発表に制限がかかる。
・エロとかだと宣伝も遠慮してしまう。
・思うような話がかけない。
こう言う展開にしたいけど、世界観違いすぎる、とかそういう感じ。
評価は確かに入る。何でも書くだけで喜ばれる。
ですが、私はもともとオリジナルばかりやっていたので、二次の「評価」に物足りなくなってきました。
気持ちは嬉しいのですが…二次はその原作の二次小説だから読まれているわけであって、そんなの他にも山ほどある。自分が書かなくてもいいんじゃないか…とか思い始めて。
元が他人の考えた物なので、発表に制限がかかるのにも困った。
宣伝は、別に気にしなければ良いんですが、Twitterとかでも流しにくい。
二次創作が許可されているジャンルでも、やっぱり人の目に触れては困るという思いが常にありました…。
※デメリットばかり言ってますが、二次には二次の良さもあるので、オリジナルと二次どちらがいいかは人それぞれだと思います。
私はアクティブじゃないオタクなので、同人誌出すようになったらまたちがうのかもしれません。
イベントに行ってる方や同人誌を出している方は二次創作に強いやりがいを感じているでしょうし。
二次楽しいです。物語作るの初めて、という場合はおすすめかも。
二次沼から抜け出せなくなるかもしれないけどね…………。
私はいまここ。沼の底。
オリジナルの設定で長編小説を書くのはどうか
そもそも二次は興味ない、って場合はオリジナルです。
オリジナル小説、これもなんか業が深い。
いきなり長編はどうなんだって話ですが。
オリジナル小説はそれこそ自由です。
プロになりたくて公募、というなら規定文字数とか考えないといけないですが。
好き勝手に趣味でやるなら、文字制限などない。
100000000000000000話くらいの話を考えても全く問題なし!
書ききれるかどうかも、実は全く問題なし!
だってしゅみだもん。
……そういうものです。
私の場合、先にpixivで二次長編をやっていたので、pixivでオリジナル小説を始めました。
二次長編はいつも結構読まれている。だったら、その方たちが、少しくらい、私が書いたオリジナル小説にも、少しは興味を持ってくれるだろうと…。
そんなことは全くありません。
甘かった……。
二次と、オリジナルは完全に別物。
二次を読みたい人は、自分が好きなジャンルの話だけを読みに来ているのです…。よほど気になれば、たまに気にしてオリジナルも読んでくださる方もいますが。
本当に、まず読んでもらえないです。
というかpixivのオリジナルは、以前は壊滅状態だった気が。
今はピクシブ文芸ができて……多少はましになったような、変わらないような。
それでも前より、だいぶマシになった。pixivのオリジナル小説は存在自体が認識されていないような感じだったから……。
投稿サイトによる違い、とか本にするかどうかとか、そういう話は長くなるので割愛。
初心者の長編チャレンジ・オリジナル小説の場合
自分だけで読んでいるならいいのですが、ネットで他の人に読んでもらいたいと思った場合の投稿先は重要。
…ブログ連載、いきなり同人誌、という手もありますが。反応を見るのは大切かも。
でも、反応ばかり気にしていると書けなくなります。
反応無いのが普通ですー(;'∀')
自分のために書く!書きたいから書く!反応?知らん!という感じで行った方が楽。
まあ…反応あると、反応あった!?ありがとう奇跡だ!!ってなるんですけどね。
とりあえず初めて投稿するなら、大手の投稿サイトの方が絶対にいい。誰にも読まれないとそれだけで心が折れそうになる。
好きなように書けばいい。
縦書き用の文章ルールも、あとで直したらいいよ…。
先に覚えてそれらしく書いてもいいけど。もうなんでもいいよ…。
Twitterとかで宣伝はしなくてもいいと思う。
とりあえず書いて完結させるのに時間使った方がいい……。
ネットを見ると、オリジナルの小説が沢山ある……。
……みなさん、なぜオリジナル小説を書こうと思ってしまったんだ…?
創作、というのは謎だ。
結局、いきなり長編という選択肢は(以下略)
やっぱり間違ってますー。無謀だー(^0^;)
小説にせよ漫画にせよ、短めの話から始めた方が良いです。
でも、向き不向きがあるんだなぁって思います。
私は長編の方が好きかな。毎回キャラ考えなくて良いし。長い話って、それだけで嬉しくないですか?
キャラが気に入ったら長く楽しめるんですよ。続きがあるって素晴らしい…。
反対に、短い話の方がすぐ終わって書きやすい、斬新なアイディア沢山でてくるし、書きたい話が沢山あるし、書きたいキャラも沢山いる。という方もいます。
私は長編書いて良かったな。って思いました。
めんどいし、しんどいし、キツいんですけどね…。それでも短編よりはるかに楽に感じます。これは、実際にやってみて分かった事だと思います。
まあ…時間はかかるけど……(^^;)
自分に合った方法で創作をエンジョイしたいですねー。おしまい。
以下おまけです。
おまけ 長編小説を書くと良いこと
タイピングがめっちゃ早くなる。
これはブログにも言えますね。ブロガーさんは光の速さでキーボード打ってるはずです。スマホという猛者もいるかもしれないけど。
タイピングは社会生活でものすごく役に立ちます。できない方が多いので。
おまけ 長編小説を書くと良くないこと
執筆に時間がかかる。とてもかかる。
書き切れる保証はない。途中で挫折するかも。
パソコンは目に良くないので適度に休憩したり、数日、あいだを置いたりしないと倒れます…。
途中でくじけそうになったらどうする?
長編は例えるならフルマラソン。時間がかかります。一年、二年、三年…。四年以上、五年以上とか。何十年とかそういうのもある…。
長編を書いてる途中でキャラに飽きたらどうする。
あるいは、脇役の方が気に入ってしまったら?
そんな時はスピンオフ。あるいは別の作品書いたりすれば良いんです。
仕事しろ、とか書け!とか言われない~~かも(^^;)
そんな感じです。
私の話は大して役に立たないと思いますが…、 長編書くのは楽しいです。
めっちゃしんどいけど。
おまけ宣伝
言ってる割に下手だなぁと思って下さい。長いのでご注意を。
完結したら、縦書用に修正しないと…。
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