「受験うつ」…どう接するのが正解なの???
今回、しー汰θさん(@Eien_janai )さんの発案で、
「身近な人が受験うつになったらどうするか」という記事を書くことになりました。
執筆者の調べによると、「受験うつ」は普通のうつとはちょっと違うみたいですね。
今回は「自分の知り合いが受験うつになったらどう接するか」ということで、意見を募集しました。
いくつか紹介します。
「受験うつ」への意見
・みんなが受験勉強してる頃に自分は「受験勉強の勉強」してて受験勉強自体はその1割くらいしかしてなかった。その方が勉強嫌いっていう人には楽しくて効率良く勉強できるから。だから自分なら知り合いが勉強のし過ぎで鬱になってたら「お前受験勉強の勉強もしないで受験勉強してんのっっw」って言ってやる。
・うつ関係はやはり「自力」「環境の改善」「薬」あたりで解決するべきかなと。
他人の立場から治療に協力してあげることはなかなか難しいと思います。
・「元気がない、受験で悩んでいるかも。それとなく話を聞いてあげてください。」と、先生にこっそり伝えると思います。その子の受験への不安は、自分の成績に対する不満でもあると思うので。友達同士の励まし合いは大事ですが、成績や受験といったデリケートなところには、お互い踏み込みにくいところがありますからね。
「受験うつ」になる原因
「受験うつ」になってしまう原因として、
・努力しているのに成果が出せていない
・頑張りすぎて体や心や脳の方にダメージが行ってしまった
というものが多いのではないかと思われます。
つまり、
何かしらの苦悩を抱えて落ち込んだり苛立ったりしているはず。
そのため、
できるだけその人を否定したりせず認めてあげるようにするべきだと思います。
「受験うつ」の人にどう接するか
受験うつは、プライドが高い人がなりやすいという情報も見つけました。
どうやら、
「今まで優秀だと思っていた自分を否定されたくない」
という感情を持っているみたいですね。
具体的に言うと会話するシーンでは、
相手の話に同意する・共感してあげる・認めてあげることに徹するべきです。
下手に否定・応援・アドバイスするのは、プライドを傷つけるので
控えた方が無難ですね。
自分の価値を認めて楽になる
ちょっとかわずんも加筆させてもらいますよ!
私の妻は高校生の頃、「自分は優秀だと思っていたのに出来る人ばかりのクラスに行ったら全然特別ではないことに気付かされて、うつ一歩手前まで行った」ことがあるらしいです。
逆に私は中学、高校の頃は勉強が大嫌いで、当然成績も悪かったせいか、「あ~、大学とかどうしようかな~」と悩むことはあっても、特に落ち込むことも無く、当然、鬱にもなりませんでした(笑)
学生の頃は成績や偏差値や大学のレベルがあなたの価値の全てのように思えるかもしれませんが、実際のところ、学生の頃の成績や大学のレベルなんて、あなたの人生が幸せになるかとはぜーんぜん関係ありません。
成績が最悪だった私だって今もちゃんと生きていて、結構幸せな人生を送っています。
逆に、一流大学に入って、大企業に入っても過労死したり自殺したり犯罪を犯したり、不幸な人はいくらでもいます。
「勉強ができるかできないか」ということは、あなた自身の価値には全く関係が無いのです。
それは、どこかの誰かが勝手に決めた、非常に限られた分野や科目の成績がいいか悪いかだけなんです。
超個人的な意見を言わせてもらうと、「すっげーバカバカしいw」
ましてやそれは、幸せな人生を送れるかどうかなどとは一切関係ありません。
「いい大学に入って、いい会社に入ってたくさん稼げるようになれば幸せになれる」なんて言い始めた奴出てこい!ヽ(`⌒´)ノ
あの頃、嫌々勉強をしていた自分に言ってやりたい。「そんなのやっても意味ないから好きなことをやってたほうがいいよ」と。
あ、でも、「だから勉強するな」と言っているわけじゃありませんよ。
あなたが本当に「勉強を楽しんでいる」のならそれでいいんです。
でも、勉強することが辛いだけだったり、誰かに認めてもらいたいだけだったりするのなら、「自分の価値は成績が悪いことで下がるのか?」を考えてみてください。
この話に興味を持ったら以下の記事をどうぞ。
周りの人と比較して落ち込む?受験ウツ?~自分の価値を認めて楽になる方法 - 井を出た蛙の生中継|井を出た蛙の生中継
かわずんからは以上です!
まとめ
さて、上手くまとめられるかは微妙なところですが、
やっぱりその人に理解を示すのは大事かもしれませんね。
その上で、さりげなく、他の選択肢の存在に気づかせてあげられたらいいな、と思います。今これだけ頑張ってるあなたはすごいよ。偉いんだよ。ちゃんと出来てるんだよ。
他にも、あなたはそんな風に出来るんだね、私はこうやってるよ、どう思う?
と、逆にアドバイスを求めていくとか。
それで出来れば、苦しんでいる子の自尊心を回復させてあげられればいいですよね。
とはいえ、こうしてまとめを書いている私も、受験からは遠ざかってしまった年齢です。
今の受験の現場をよく知っているわけではありませんし、「うつ」というのはデリケートで深刻な問題ですから、
一言にこうすればいい、と言うことはできません。すみません。
ただ、相手のことを思えば、自然にこうしてあげたい、こうすればどうかな、と考えるものです。
まずは相手の苦しみを理解し、周囲の協力を得て、その中であなたに出来ることを見つけましょう。
苦しいことは一人で悩まず、楽しいことは独り占めせず、
誰かを助ける時は、みんなで協力していきたいですね。
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