【2018】Colonel式・ノートパソコンおすすめ機種
まず先に、ロールケーキの記事を見てからこちらに戻ってきてほしい。
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ロールケーキの記事に対抗(という名の玄人向けノパソ紹介)
彼の記事だとMacにSurfaceのみしか紹介されていない。
確かにそれらのものはいい端末だし、他人に胸を張って紹介できる機種という点は否定しない。
だがね、それだけしか知らないのは損失だよ。
もちろん自論ではあるが、ほかのメーカーからもいい機種は販売されているのだ。
今回はオススメなWindowsノートパソコンを、2つのメーカーから紹介しよう。
今回紹介するのはどちらかと言えば玄人・慣れている人向け。無理~っていう人はロールケーキの記事を見るべし。因みにメーカーごとの紹介の下に行けば行くほどニッチでマニアック向けになる。
Lenovo
Lenovoとは
Lenovoは中国・香港に本社を置き、アメリカ・ノースカロライナ州、中国・北京、シンガポールにオペレーションセンターを置くPC・スマホ・タブレットメーカーだ。
古くからPCに触れている人ならわかると思うが、アメリカ・IBMのコンピューター開発部門を買収し、世界第三位のシェア*1を誇っている大企業だ。
日本にもレノボ・ジャパンという日本法人を構えており、一部モデルは日本のNEC米沢工場で生産されており、日本メーカー並みの品質を誇っている。
ThinkPad
Lenovo、並びにIBMをPCを語るうえで外せないのが"ThinkPad"シリーズ。今回は、ThinkPadシリーズに焦点を合わせて紹介していこう。
ThinkPad x1 Carbon
まずは簡単なスペックから。このスペックは手を入れていない素の状態だ。
CPU:intel第8世代Core i5 8250U
OS:Windows 10 Home 64bit
Display:14.0inch FHD(1980*1080)液晶
RAM:8GB
ROM:128GB SSD
金額はLenovo直販サイトで¥172,660(税込み)
フルスペックモデルはこんな感じ
CPU:intel第8世代Core i7-8650U
OS:Windows 10 Home 64bit
Display:14.0inch WQHD(2560*1440)液晶
RAM:16GB
ROM:256GB SSD
これで¥217,598(税込み)
WindowsはProに変更可能だ。
紹介・オススメポイント
何といっても拡張性だろう。
まずは前面。
1.Webカメラ(写真はThinkshutter搭載モデル)
2.指紋認証センサー
気になる人は気になる画面上のWebカメラ。セキュリティ志向が高い人はよくシールや付箋を貼っていますが、ThinkPadなら、隠せる機能、ついてます。
更に、指紋認証も搭載。Windows Helloによるログインが可能。
公式サイトから持ってきた画像だが、
3.USB3.1 Type C(Thunderbolt 3)
4.イーサネット拡張コネクタ2
5.フルサイズUSB 3.0
6.HDMI端子
これが左側面。
右側面はこんな感じ。
7.マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボジャック
8.フルサイズUSB 3.0(Powered USB)
9.セキュリティホール
10.MicroSD/SIMカードスロット
MicroSDのスロットがあり、なおかつLTE通信モジュール搭載モデルならnanoSIMを入れることでモバイルネットワークに接続して使用できる。
拡張性が多いということは、USB-TypeCのドックなどを持ち運ぶ必要がないということ。
これはブロガーや大学生など移動して外で書くことがある人にとっては非常におススメできるポイントだ。
そして、なんといってもThinkPadのキーボードは打ちやすい。
これはどの機種にも負けない非常に強いメリットだ。昔のThinkのキーボードは癖が強く、なおかつ打ちやすいという人を選ぶが使いこなせることができれば非常に強い味方となるものだったが、最近の機種はかなり癖が減ってきて、唯々使いやすいキーボードになってきている。古いThinkPadを触ったことのある自分としては、昔懐かしの7列キーボードを復活させてほしいものだが。
現状のThinkPadは基本6列キーボード。癖は少なめなのでオススメ。
そしてThinkPadと言えばキーボード上のポインティングデバイス。使いこなせればトラックパッド要らず。
これが使いこなせるようになればあなたも立派なThinkPad教徒。
重さも約1.13キログラムと14インチモデルとしては非常に軽量で持ち運びにも最適。
液晶ヒンジは180度開く。
耐久性はピカイチ。筐体にはカーボンファイバーを使用し*2ロールケージにはマグネシウム合金を使用。これにより耐久性は非常に高く、ちょっとやそっとじゃ壊れません。(私の所持しているL540は数回落としてしまったのですがぴんぴんしている。)MIL-SPECテスト*3をパスしているので、耐久性は折り紙付きと言えるだろう。
この機種は初心者・慣れている人問わず非常に使いやすい機種だと思う。
デメリット
音質はいまいち。これは他のビジネスユースノートパソコンでも同じかもしれないが、あまり褒められたものではない。
また、インテリジェントクーリングという独自機能を採用。これ自体は消費電力や発熱を押さえてくれる機能なのだが、CPUのクロック制御も行っている。
簡単に言えば温度が高くなれば勝手に性能を押さえてしまうのだ。設定からOFFにもできるがいじらなければ新品なのになんだかあまり性能が良くない!ということになってしまう。
また、パソコンに慣れている人にとっても悲しいお知らせ。
メモリがオンボード接続なので増設ができない。だから最初に8GBモデルにしたんだけど後から増設して増やそう…みたいなことはできない。
ThinkPad X1 Carbon総評
全体的に高水準にまとまっているモバイルノートパソコンで、ビジネスユースから個人使用、ブロガー、学生のレポート用など様々な点で活躍してくれることだろう。
性能も申し分なく、かなり使いやすくまとまっていると言えるだろう。
なおかつ、ThinkPad X1は先述したNEC米沢工場で生産されているため品質も良い。(一部モデル)
正に至れり尽くせり、次のモデルが出ても当分は使える良い機種と断言できる。
更に別売のウルトラ・ドックステーションを取り付ければ拡張性も跳ね上がる。
簡易デスクトップとしても使用できるだろう。
逆に、音質を求める人や、もう一回り小さいものを求める人、さらにスタイリッシュなデザインを求める人にとっては検討対象に入りづらいかもしれない。
ThinkPad X1 Yoga
YogaはLenovo内で2 in 1デバイスの名称につけられる。もちろんこのX1 Yogaも2 in 1モデルだ。
X1 Yogaはキーボード分離タイプのものではなくヒンジが360度回転に対応しているタイプの2 in 1デバイスだ。
それでは標準モデルのスペック
CPU:intel第8世代Core i5-8250U
OS:Windows 10 Home 64bit
Display:14.0inch FHD(1980*1080) 10点マルチタッチ液晶
RAM:8GB
ROM:256GB SSD M.2
これで、¥176,105(税込み)
ハイスペックモデルはこんな感じ。
CPU:intel第8世代Core i7-8650U
OS:Windows 10 Home 64bit
Display:14.0inch WQHD(2560*1440) 10点マルチタッチ液晶
RAM:16GB
ROM:512GB SSD M.2
こちらは、¥275,940(税込み)
若干、先に紹介したX1 Carbonよりお高くなっている。
紹介・オススメポイント
5.ペンスロット
6.パワースイッチ
7.マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボジャック
8.イーサネット拡張端子
9.フルサイズUSB3.0
10.HDMI端子
11.セキュリティーホール
こちらもまた、拡張性は非常に高い。
2 in 1タイプといえばあまり拡張性は高いように感じられないが、これには必要だな、と思われる端子がそろっている。
また、専用ペンがあり、このペンは4096段階筆圧検知だ。
そして面白い点として、Lift'n' Lock(リフトンロック)機構を搭載している。(以下リフトンロックと表記)
リフトンロックとはディスプレイをテントモード、もしくはタブレットモードにしたときに、キーボードのフレームが持ち上がり、誤動作や持ちにくさを防いでいる。
ほかには大体先に紹介した、X1 Carbonと基本仕様は変わりません。
音質も音質重視を謳っているPCに比べればあまり褒められたものではありませんが、少なくとも、X1 Carbonよりは良いとのこと。
デメリット
重量が若干かさむ点。X1 Carbonと比較して300グラム程度の増量で1.4キログラム程度。
2 in 1端末しても重い部類に入るため、気軽に使用できるかと言われれば重量がネックになってしまうだろう。
またこちらもメモリはオンボード。感想は不可。
SSDはM.2規格なので変更できるかもしれない。
また新型ThinkPad向けに開発されたドックは使用不可。追加の拡張にはUSB-TypeCドックを購入する必要がある。
また、ペン入力も傾き検知はないため、絵描き用途には適していない。
ThinkPad X1 Yoga総評
2 in 1タイプということで若干人を選ぶデバイス構成になっており、手放しで全員に進められるかと言われれば若干厳しい機種。
しかし性能自体は全く問題なく、多少の重い筐体などを除けば、2 in 1デバイスを求める人にとっては非常に魅力的に映る、そんな機種だと思う。
ノートパソコンとしても、2 in 1としても手を抜きたくない。そんな人にはオススメ。
またこのYogaも一部モデルはNEC米沢工場生産のため、品質も問題なし。
ヒンジ回転式2 in 1デバイスでは十分オススメできる端末だ。
ThinkPad P1
ThinkPad P1はモバイルワークステーションという位置づけのノートパソコンだ。
これは完全に素人や初心者の方にはオススメできない。というか慣れてる人でも基本手を出さない。
ワークステーションなので、あくまでも開発環境を求める人だろう。
しかし、モバイルワークステーションの中では軽量かつ薄型なので紹介していこう。
因みにこの機種に関してはデメリット表記はしない。本来ノートパソコンではデメリットとなる点はワークステーション基準となるためだ。
それでは、スペックを見ていこう。
CPU:intel第8世代Core i7-8750H
OS:Windows 10 Pro 64bit
Display:15.6inch FHD(1980*1080) ノングレア液晶
RAM:8GB
GPU:nVIDIA Quadro P1000 4GB GDDR4
ROM:256GB SSD M.2 NVMe
これで、¥265,356(税込み)
最高スぺックで
CPU:intel Xeon E-2176M
OS:Windows 10 Pro for Workstations 64bit
Display:15.6inch FHD(1980*1080) ノングレア液晶
RAM:16GB
GPU:nVIDIA Quadro P2000 4GB GDDR4
ROM:512GB SSD M.2 NVMe
これで、¥363,917(税込み)
正直、高いのか安いのかはわからない。
総評
この機種はあくまでも触れる程度にとどめておく。使用用途が一般向けと明らかにかけ離れているからだ。
しかし、モバイルワークステーションの中でも比較的軽量で持ち運びがしやすいため、非常に移動の多いエンジニアにとっては非常に心強い相棒となること請け合いだ。
バッテリーの使用時間も公式発表で15時間と長持ちだ。
建築3DCAD・CAEなどを多く利用する人で、大きなデスクトップ型ワークステーションではなく、機動性の高いモバイルワークステーションを求めている人にとっては非常に良い選択肢となるだろう。
対して、一般人は買うべきではない。オーバースペックもいいところだ。
あくまでも、こんなノートパソコンもあるんだなという認識で十分だ。
ASUS
ASUSとは?
ASUSTek Computer Inc.(中華名:華碩電脳股份有限公司)は台湾・台北市に本社を構えるPC、PCパーツ、スマホメーカーだ。
自作パソコンクラスタの諸兄にとってはおなじみの企業だろう。
そして近頃はMVNOなどで販売されているZenfoneシリーズもASUSの商品だ。
読み方は「エイスース」。アスースでもアスウスでもアサースでもない。
Zenbook
そんなASUSの中でも主力となるのがこのZenbookシリーズ。ミドルからハイまでをカバーする。
そんなZenbookシリーズの中で今回は2個紹介していこうと思う。
ZenBook 14 UX430UA
まずは簡単なスペックから。
CPU:intel第8世代Core i5 8250U
OS:Windows 10 Home 64bit
Display:14.0inch FHD(1980*1080)液晶
RAM:8GB
ROM:256GB SSD
金額はASUS Shopで¥107,784
因みにASUS ShopはBTOによるカスタマイズはないようだ。
紹介・オススメポイント
ASUSと言えばこのデザインだ。これはスマホのZenfoneなどにも採用されているものと同様だ。所謂、スピンメタル加工と言われるものだ。
デザイン性に関してはASUSのものはよいといえるだろう。カラーなど個人の好みにもよるだろうが、大衆受けするものとだと感じる。
続いてオーディオ。こちらはハーマン・カードン(Harman/kardon)との技術協力を行っているのでノートパソコンとしては非常に高水準であるといえるだろう。
拡張性だが、昨今のノートパソコンと比べても標準的であるといえる。
しかしこれの13インチサイズモデルではHDMIがフル、カードスロットがMicroと逆転しているのだが、この差はどうしてそうなったかは謎である。(14インチのほうはなぜフルサイズHDMIをつけなかったのだろうか)
そして、キーボード。ASUSはこのスタイルであることが多い。ほかのメーカとはまた違う個性が見られる。(正直電源キーは独立して設置してほしいというのは私だけだろうか)
個人の好みとなるが個人的にASUSのキーボードもまた打ちやすいと思う。(写真はUS配列)
バックライト搭載。
トラックパッドもジェスチャ操作に対応など非常によくまとまっているといえるでしょう。
バッテリも約9.4時間駆動(公式値)なので十分と言えるでしょう。また、ASUS曰く"特殊"なリチウムポリマー電池を採用しており、バッテリ寿命が一般品に比べ3倍とのこと。
デメリット
意外と重い(1.27kg)。モバイルとしてはあまり機動性が高いとは言えないだろう。固定置きスタイルが良いかもしれない。
そしてお約束、メモリ交換は不可。残念である。
以前のモデルではOfficeがついてきているのだが、i7モデルの投入によりOfficeがなくなった分値下げとなった。正直Officeは残してほしかった。
またType Cによる給電に対応していない、専用のACアダプタを使用する。
ここはType Cの流れに乗って給電もできるようにしてほしかった。
Zenbook 14 UX430UA 総評
ビジネスユースではCore i5 メモリ8GBと必要十分は搭載しているといえる。
画面のきれいさや音質の良さなど家庭向けとしても十分と言えるだろう。
しかし、若干足りないと思える部分もある。金額が比較的安価なので、学生などお金があまりない人も購入しやすい機種と言える。
性能的にはメインとして第一線を張れる性能を持つし、サブ機として導入するのもいいだろう。
因みにこれのCore i7モデル(Zenbook 14 UX430UN)は外部GPUとしてMX150を搭載しており、メモリ数も16GBと二倍だ。
ここは個人個人の使用用途を考慮して選んでほしい。
Zenbook Pro 15 UX550GD
スペックは
CPU:intel第8世代Core i7-8750H
GPU:GTX1050 GDDR4 4GB
OS:Windows 10 Home 64bit
Display:15.6inch FHD(1980*1080) ノングレアTFT液晶
RAM:16GB
ROM:512GB SSD
価格はASUS Shopで¥215,784
紹介・オススメポイント
本気のASUS。これぞハイスペックノート。
ゲームマシンと言えるレベルのGPUを搭載し、メモリも16GBと多い。
15インチ機なので機動性は低いだろう。
デザインはいつものスピンメタル加工。淵の金色加工のアクセントが目を引く。
いかにも高級感あふれるデザインと言えるだろう。
Macbookがおとなしめの高級感であるというならば、このZenbook Pro15はやや派手だが、嫌味のない派手さで、一目置かれるような高級感と言えるだろう。
個人的には好きな部類だ。
また、こちらもHarman/kardonのスピーカーを搭載しているので音質もよい。
拡張性もまずまず。上のThinkには劣るが十分と言えるだろう。
キーボードに関しては上のZenbook 14と特徴は同じなため、あまりこれと言った変わった機構などもない。
何といってもミドルスペックレベルのGPUを搭載していることは大きい。
ビデオメモリが4GBもあるのでAAAタイトルのゲームも起動可能だろう。
ちょっと前のゲームやネットゲームなどは簡単に動くだろう。
また、illustratorやPhotoshopなどと言ったソフトを動かす用途としても非常に役立ってくれることだろう。
またメモリも多くちょっとやそっとの仕様では”重さ”とは無縁だろう。
また、ベゼルも狭く画面占有率は80%。薄目のベゼルは本体自体のサイズにも影響してくるため、一昔前の15.6inchと比べればその大きさは歴然だろう。
また、画面自体の性能もよくAdobe RGBカバー率は75%、NTSC比は72%渡航す因循である。
デメリット
比較的取り回しはいいのだが腐っても15インチ級。1.86kgある。モバイル性は損なわれるが自宅内での取り回しには苦労しないだろう。
そしてこちらもType C給電は不可。なぜだろうか。
Zenbook Pro 15 UX550GD 総評
全体的にバランスが良く、GPUも十分な性能なものを搭載しているので、大体コレ1台で何とかなってしまう、そんな端末と言えるだろう。
しかし、画面サイズや重さはそれなりにあるので、モバイル用途としてよりは据え置きノート、もしくは自宅内で移動して使う用途が良いだろう。
大型なノートパソコンを求めている人にはベストな選択肢と言える。値段はなかなかに張るので、そこらへんは考え物ではあるが。
各種総評
今回は、LenovoとASUSのパソコンを紹介した。ほかにもHPやAcer、Dellなどでもよいノートパソコンはあるのだが、私のお気に入りメーカーとしては、この2社であるため、絞って紹介させてもらった。
あくまでも、私の個人的な紹介なので若干偏見等も入っているが、良い!という端末を紹介させてもらった。(ついでに国内で簡単に購入できる端末のみを紹介した。私の十八番の中華ガジェットでいえばさらにオススメできる端末も数多くあるのだが、それは購入への敷居が若干高いため、今回は割愛させてもらう。興味があれば、自ブログのほうにもまとめてみるのでぜひのぞいてほしい)
最後に各メーカー、商品ごとのURLを張っておく。