本当にあったアカデミックハラスメント 〜ぽんの体験談〜
こんにちは、ぽんです!( ・∇・)
今回は私が体験したアカデミックハラスメント(アカハラ)について語ろうと思います!
アカデミックハラスメント(アカハラ)とは
まずは「アカデミックハラスメント」とはなんなのか。
こちらをどうぞ⬇︎!
アカデミックハラスメントとは、大学などの学術機関において、教職員が教育・研究上の権力を濫用し、ほかの構成員に対して不適切で不当な言動を行うことにより、その者に対して修学・教育・研究ないし職務遂行上の不利益を与え、あるいはその修学・教育・研究ないし職務遂行に差し支えるような精神的・身体的損害を与えることを内容とする人格権侵害のことである。パワーハラスメントの一類型。略称はアカハラ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こんな感じで、すごーくざっくりいうと、学校なんかで教師が行うパワーハラスメントのことなんです。
昨今セクハラやらパワハラやらといった言葉を聞くことがありますよね、でも、「アカハラ」って意外と知らない人、多いのではないでしょうか。
そこで、ちょっと私が大学生の時に体験した、後になって周りから「それアカハラだよ。」と言われた体験をお話しさせていただきます。
大学生ぽん、必修科目の教授からアカハラを受ける
それはとある資格をとるために、必ず受けなくてはいけない授業でした。
その教授は小学校なんかでも授業をしたりする、この界隈では有名な教授だったようです(自分で言ってた)。
その授業では、各自出されたお題について調べ、一人ずつ登壇して発表するものです。
その日は私が登壇する日でした。
しかしちょっとミスをしちゃったんですねー、
「あ、やっちゃった」
と思ったその時!!
教授「この人は◯◯というミスをしましたね。ありえません。(^ω^)」
エッ
教授「こんなミスをする人は死刑です、死刑。(^ω^)」
エッ…エッ……
私はちょっと…いやかなり動揺しました。
し、死刑だと……??
え……?この人教育者なんだよね?
小学生とかも相手にする人なんだよね?
そんな人が学生に「死刑」なんて言うの?
私なんかしたっけ??
いや、この教授の授業は3回目だし私むしろ真面目にしてたはずなんだけど……
その後もひたすら、私は人前に立たされたまま、ずっと教授による
「死刑(^ω^)」
「死ななければいけません(^ω^)」
「◯すべきですね(^ω^)」
の言葉に耐え続けました。
耐えたと言っても、冷や汗は吹き出て、気を張っていないと失神しそうなくらいショックでした。
私は割といい子ちゃんだったので(自分で言う)、人生で初めて「死刑」などといった罵倒を、それも大勢の前で言われたのです。やばいくらいショックでした。
もうこの授業は受けたくなかったのですが、資格を取るためにはどうしても単位を取らなくてはいけない科目だったので、
「ふざけんなこんにゃろ!!」
とか思いながら授業を受け続けました。
(ちなみに単位はとりました)(ざまあみろ!)
(この教授の授業はトップの成績でした)(ざまあ略!)
(だが卒業証書はこの教授から受け取ったのでした)
のちのち、知り合いの教育関係者から、
「それアカハラだから。」
と言われました。
アカハラ…アカデミックハラスメント…そんなのあったんかー
と、その知り合いから言われて初めて知ったのでした。
これが私の経験したアカデミックハラスメント、アカハラでした。
どんなものをアカハラというのか
私が経験したのは上記のようなものでした。
しかし、他にどんなものをアカハラというのでしょうか。
私が調べた限りの例をいくつか紹介します。
- 性別に対しての差別発言(「女のくせに」とか、男性も同様。)
- 私用を言いつける
- 物を投げつけるなどの威圧行為
- 大勢の前での罵倒
- 相手の不利益な情報を口外する(成績や経歴など)
- 相手によって態度を変える
などです。
こういった行為は、アカハラだけでなく、セクシャルハラスメントやジェンダーハラスメント、モラルハラスメントなどにも繋がる可能性があります。
もしもアカハラを受けたら
アカハラを受けた場合、どういった対処をすると良いのか。
・まずは学内の学生相談室に相談してみる
最初に考えられるのは、学内にある「学生相談室」(学校によって名称は違うと思います)に行き、相談してみることです。
最近はほとんどの学校にカウンセラーがいることが多いようなので、心理面のケアも期待できます。
アカハラを実際受けたことのある身としては、受けてすぐは頭が真っ白になると言いますか、とにかくあまり冷静な状態にはなれません。
しかし、まずは一旦落ち着いて、
具体的にどのようなハラスメントを受けたのか。
どんな状況でハラスメントが行われたのか。
受けた日時。
などを記録して相談に行くと良いかと思います。
ハラスメントの状況、内容によってはとても話しづらいこともあるかもしれませんが、カウンセリングを受ける、と思って伝えるのがいいでしょう。
・外部に相談する
学内の相談室の他に、外部に相談する、という方法もあります。
弁護士ももちろん、アカハラに関して専門的に相談を受け付けているNPOも存在します。
こういった外部に相談する際も、
アカハラの具体的な記録は大切です。
最後に
以上、私が体験したアカデミックハラスメント、そしてその対応に関する考察でした。
私がこの教授の講義でしたミスは、指摘されてしかるべきミスでした。とても反省しています。
ただ、指摘する側にも言い方を考えてもらいたいように思います。
のちのちそのことが、トラウマとなって、人生に影響を及ぼす人もいます。
実際私も、就職活動の面接の際、面接官を前にしてその時の光景がフラッシュバックしたことがあります。
学生という立場では、アカデミックハラスメント行為に対して声をあげるのは勇気のいることだと思います。
しかし、必死で頑張っていることに対しては、正当な評価を受けるべきだとも思います。
相手側の都合だけで不利益を被ることはありません。
頑張っている学生さんたちが、素晴らしい学生生活を送れますように……。